ほとんどの口臭の原因は、
バクテリアによるものです。
口臭の主な原因は、口のなかに棲みついたバクテリアです。その数は、よく歯みがきする人でも1000~2000億個、あまり歯みがきをしない人だと4000~6000億個、ほとんど歯みがきしない人に至っては1兆個に達するともいわれています。 バクテリアは、私たちの身体に病原菌が侵入するのをシャットアウトするなど、健康に生きる上で欠かせない役割を担っています。一方で、その活動の副産物として発生するのが「揮発性硫化化合物」というガスです。 このガスは、野菜の腐ったようなニオイのする「メチルメルカプタン」、卵の腐ったようなニオイのする「硫化水素」、生ゴミのようなニオイのする「ジメチルサルファイド」などから構成されています。これらが混じり合って生まれるニオイが口臭の正体です。 事実、口臭に悩む人の口内には、そうでない人の口内に比べて多くのバクテリアが存在します。つまり口内のバクテリアの数をいかに抑えるかが、口臭対策の最大のポイントとなるわけです。
お口のニオイは、
唾液の量で決まります。
私たちの口のなかには、バクテリアの繁殖を抑える最強の味方が存在します。それが「唾液」です。 口臭を生むバクテリアの多くは、酸素が少ない環境を好み、酸素が多い環境だと増えることができません。ニオイの大敵とも言える酸素を、口のなかに供給するのが唾液です。特に分泌されたばかりのサラサラとした唾液には、たくさんの酸素が含まれています。 口のなかが乾いていたり、ベタベタしているときは要注意です。口内に十分な酸素が行き渡らず、バクテリアが増殖しやすくなっています。では、どうすれば唾液の量は増えるのでしょうか。 最も大切なのは、リラックスすることです。逆にストレスを感じると唾液の量は減ります。ちなみに「酸素を送り込もう」と、空気を吸い込むのは逆効果です。口を通過する空気からは酸素が供給されない上に、口の中を乾燥させ、口臭を悪化させてしまいます。
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